埼玉県警では毎年、県内のスポーツチームや著名人の協力で少年の非行防止と健全育成を目的とした啓発ポスターを作製。今年は春日部市出身の内山に依頼し快諾を得た。ポスターは県内の小中高等学校や駅構内、店舗などに一万枚が貼られる。

　今回の起用について、生活安全部長・岡田警視正は「内山選手は春日部親善大使や学校での講演活動など、様々な形で社会貢献をしている。なにより少年たちのあこがれであり、ボクシングを通じて人生は倒れても"何度でも立ち上がれる"という強さの象徴」と説明。

　これに内山は「ありがたいです。僕のイメージアップにもつながる(笑)」と照れ笑いを浮かべたが、ポスターに書かれている"折れない心 立ち上がれ何度でも"のキャッチコピーは、内山著書"心は折れない"のテーマとしてもある言葉で、少年たちへの力強いメッセージとなっている。
　最後に内山の次戦について渡辺会長は「5～7月頃にやりたいが未定」とのこと。ファン待望のWBC王者・粟生隆寛(帝拳)との統一戦も、白紙の状態だが前向きに考えていると答えた。