[試合後会見]2012.2.19
安藤、初防衛なるか!?
左:ヒメネス 右:安藤
 19日、WBA女子世界ライトミニマム級タイトルマッチが大阪の千里中央よみうり文化ホールで行われた。
 初防衛戦に臨んだ王者・安藤麻里(フュチュール)は、試合前に"緊張"を口にしていたが…。
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 序盤は様子見の両者だったが、3R辺りからボディーを軸にしたコンビネーションが当たりだした王者・安藤がペースをつかんで行く。しかし、挑戦者マリア・ヒメネス(メキシコ)も前に出るボクシングを展開し、中盤はほぼ互角の戦い。8R以降、疲れの見えたヒメネスの足が止まると、安藤はこの好機を鮮やかなコンビネーションで確実にポイントを奪い、最大10ポイント差の判定勝ちで見事初防衛に成功した。
安藤の勝利者インタビュー
 試合後の会見で安藤は「パンチを前で止める練習をしてきたので、練習通りの展開になってよかった。ビデオを見て反省や課題を見つけたい」と語り、初防衛成功にホッと一息ついた。
安藤の会見
 フュチュールジム平山会長も課題として「まだ試合中に力むところがある」と指摘。「一試合一試合、経験を積ませたい。次は夏ぐらい。その後は世界進出も考えている」と防衛プランを言及した。
 会見に同席したジョー小泉氏は、「両チャンピオンには初めて"強い挑戦者"だったのではないか…。これに勝てたことは"自信"につながるだろう。次は世界の舞台で戦ってほしいね!」と話した。
敗れたヒメネス
 一方、敗れたヒメネスは「勝つチャンスはあった。悔しい。でも安藤はうまかった」と最後は笑顔で会見を終えた。