[Champs EYE]2012.2.5
西岡が見たライバル・ドネア
年間表彰式にて
 WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃(帝拳)が5日、ノニト・ドネア(比/米)対ウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)のWBO世界同級王座決定戦をWOWOW「エキサイトマッチ」でゲスト解説。西岡が見たライバルの印象、感想は?
ダウンを奪ったドネア
 ドネアの試合中、西岡は何度か「う~ん」と感嘆の声をあげたが、ときには「バスケスのガードが堅いので攻めあぐねていますね」「ジャブをもらいましたね」と、自身の試合に参考にしているかのようなコメントも。
 試合後に総体的な印象を求められると「う~ん、強いですね」と最初に感想を話し、「バスケスはドネアの左フックを研究していましたね」と繋いだ。さらに「(ドネア戦は)実現してほしいですね。でも、まだ決まったわけではないので考えすぎないようにしています」と冷静に話した。
 WBC王者の西岡と、WBO王者となった4階級制覇王者ドネア。頂上対決が期待されるところだが、帝拳ジムの浜田代表は「ドネア陣営はバスケスにKOで勝つことを考えていたはず。(判定だったので)ドネア・サイドも(西岡戦に)もう少し時間が必要と考えるかも」と含みを持たせた。
 西岡、ドネア、WBA王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)、そして再び階級を上げると思われるWBO世界バンタム級王者ホルヘ・アルセ(メキシコ)。今年は122ポンドの男たちに注目だ。