[ニュース]2011.12.11
2階級制覇に挑んだセグラ
ジョバンニ・セグラ
 WBO世界フライ級王者ブライアン・ビロリア(米)は11日、フィリピンのマニラ郊外パシグシティで元WBA&WBO世界ライトフライ級王者ジョバンニ・セグラ(メキシコ)の挑戦を受けた。
○ブライアン・ビロリア(米)
 8回29秒TKO
●ジョバンニ・セグラ(メキシコ)

 7月にフリオ・セサール・ミランダ(メキシコ)を破ってライトフライ級に続いて2階級制覇を成し遂げたビロリアと、この試合で2階級制覇を狙う強打者セグラというフライ級屈指の好カード。セグラ有利の声が多いなかでの試合だったが、意外な流れとなる。打ち合いのなかで3回あたりからセグラの右側頭部が腫れ始め、ラウンドが進むごとに異様な形態になっていった。そして、ついに8回にレフェリーが試合をストップ、ビロリアの勝利をコールした。
 強敵を退け初防衛に成功した31歳のビロリアは、35戦30勝(17KO)3敗2無効試合。敗れた29歳のセグラは31戦28勝(24KO)2敗1分となった。

 前座ではIBF世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦が行われ、5位のマルティン・オノリオ(メキシコ)が4位のファーサイ・サククリリン(タイ)に2対1の12回判定勝ちを収めた。採点は116対112で二者がオノリオ、もうひとりは115対113でサククリリンを支持していた。
 31歳のベテラン、オノリオは40戦33勝(16KO)6敗1分。サククリリンは39戦36勝(20KO)3敗。