[ニュース]2011.12.11
カナダ人気者対決の結末は?
 元WBA世界スーパーウェルター級王者ジョアシム・アルシン(ハイチ/カナダ)と、26戦25勝(24KO)1敗の強打者デビッド・レミュー(カナダ)が拳を交えるWBCインターナショナル・ミドル級王座決定戦が10日(日本時間11日)、ふたりの地元カナダのモントリオールで行われた。
○ジョアシム・アルシン(ハイチ/カナダ)
 12回判定(2-0)
●デビッド・レミュー(カナダ)

 カナダ・ダービーともいうべき注目カードは、予想どおり接戦となった。4回に35歳のアルシンが22歳のレミューを攻め立ててチャンスを掴んだが詰め切れず、その後、若手の反撃を許してしまう。中盤を終わってほぼ互角の展開だったが、ラスト4ラウンドをアルシンが押さえて抜け出した。
 採点は二者が116対112でアルシンの勝利を支持、もうひとりは114対114のイーブンだった。
 久々に価値ある勝利をあげたアルシンは36戦33勝(19KO)2敗1分。レミューは4月、マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)とのWBC挑戦者決定戦で7回TKO負けを喫したのに続く連敗となった。