×フェリックス・シュトルム(独)
　12回引き分け
×マーティン・マレー(英)

　自国での開催という後押しもあり圧倒的有利の予想の中でリングに上がったシュトルムだが、序盤から挑戦者のスピードと攻勢に戸惑うこととなった。
　英国および英連邦王者のマレーは好調なスタートを切り、序盤を支配。シュトルムも盛り返して中盤を折り返す。終盤に差し掛かるころには王者に疲労が見え始め、ここでマレーが一歩抜け出したかに見えた。が、最終回、危機を感じ取ったシュトルムが反撃に転じポイントをゲット。
　採点は116対112でシュトルム、115対113でマレー、もうひとりは114対114だった。三者三様のドローで辛うじてV11に成功したシュトルムは、これで40戦36勝(15KO)2敗2分。マレーは24戦23勝(10KO)1分。