[ニュース]2011.11.27
カネロが対戦表明した男は!
 WBC世界スーパーウェルター級王者サウル・アルバレス(メキシコ)は26日(日本時間27日)、メキシコシティに元世界ウェルター級王者カーミット・シントロン(プエルトリコ)を迎えて3度目の防衛戦に臨んだ。
○サウル・アルバレス(メキシコ)
 5回2分53秒TKO
●カーミット・シントロン(プエルトリコ)

 21歳の新星アルバレスの圧勝だった。地元ファンの大声援を背に受け、アルバレスはベストに近いパフォーマンスを見せた。初回から主導権を握った王者は4回、右でシントロンからダウンを奪う。この回が終わった時点での採点はジャッジ三者とも40対35でアルバレス有利。すでにダウンも奪い、勝利は目の前だった。迎えた5回、挑戦者のダメージが深いことを見て取ったアルバレスは一気に襲いかかった。相手をロープに詰め上下に連打。ここでレフェリーが両者の間に割って入った。
 3月に獲得した王座の3度目の防衛に成功したアルバレスは40戦39勝(29KO)1分。快勝とあって口も滑らかで「来年5月5日、俺がフロイド・メイウェザー(米=WBC世界ウェルター級王者)と戦う」と話していた。2階級制覇を阻止された32歳のシントロンは39戦33勝(28KO)5敗1分。