[米国レポ]2024.3.2
TEAM阿部の結束力がすごい!
TEAM阿部麗也
 いよいよ明日(日本時間3日)、IBF(国際ボクシング連盟)フェザー級1位の阿部麗也(30=KG大和)が、米国ニューヨーク州ベローナ・ターニングリゾート&カジノで、王者のルイス・アルベルト・ロペス(30=メキシコ)に挑む。

 世界初挑戦で初の海外での試合と、初物尽くしでのリングとなるが、気心が知れたスタッフが阿部の世界王座奪取を全力サポートしている。
中野敬太氏
 元日本ランカーでKG大和ジムに所属していた中野敬太氏(38)は、「英語ができて、ボクシングに詳しくて、チームに馴染んでいるという理由で片渕会長から依頼を受けた」とチームに加入。現地でのコーディネートを中心に動いてきた。今回の試合に向けて、資料を作成し、あらゆることに対応してきた。

 「乗り継ぎのダラス空港で急に搭乗口が変更になったり、いろいろなことがあったが、すべて想定内で、慌てることはなかった。皆、それぞれに得意分野があり、阿部をサポートしている」。
 
 中野氏は「阿部のすべてを見せてほしい。そしたら、結果は自然とついてくる」とタイトル奪取に期待を込めた。
水谷直人マネージャー
 元日本ランカーで現在は、KG大和ジムのマネージャーを務める水谷直人氏は、調理師の免許を持っていることから、今回は料理を担当。阿部の妻が現地入りするまで食事を作っていた。「減量があり、量は食べられないが、阿部がオーダーしたものを作った」。

 水谷氏は「明日は格好良く、阿部らしくサラッと勝ってほしい。下馬評が不利な方がより強い。やってくれると思う」と胸を高鳴らせた。
世界一に向けて!
 阿部は「スタッフもたくさん来てくれて、明日も8名が会場まで駆けつけてくれる。日本では、会社とジムの皆がWOWOWを見て応援してくれる。アウェー感はまったくない」と感謝した。阿部の世界タイトル奪取に向けてチーム一丸となり、決戦のゴングを迎える。