[ニュース]2011.11.10
ベルトがIBFのベルト返上
 IBF世界ウェルター級王者アンドレ・ベルト(米)が王座を返上、前WBC王者ビクター・オルティス(米)との再戦を目指すことになった。
 米国ESPNの取材に対しベルトは「タイトルは大事なものだけれど、それよりもファンが望むものを提供していきたいんだ」と話している。ファンが望むものとはいうまでもなくオルティスとの再戦で、早ければ来年1月28日に実現する可能性も出てきた。
 今回、ベルトが王座を返上した理由のひとつとして、IBFの指名挑戦者がジムメートのランドール・ベイリー(米)であることと、そのベイリーとの試合であればHBOが放送をしない可能性が高いことなどが挙げられる。
 ベルトは今年4月、オルティスと2度ずつダウンを応酬するという激闘のすえ判定負け、WBC王座を失ったが、9月にIBFで返り咲きを果たしている。一方のオルティスは9月の初防衛戦でフロイド・メイウェザー(米)に4回KO負けで王座を失っている。
 ウェルター級は12日(日本時間13日)にマニー・パッキャオ(比)対ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)のWBOタイトルマッチが行われるところ。トップ戦線の今後に要注目だ。