[ニュース]2011.11.6
結果★アングロvsカークランド
 WBC世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦準決勝、元暫定王者アルフレド・アングロ(メキシコ)対ジェームス・カークランド(米)の12回戦は5日(日本時間6日)、メキシコのカンクンで行われた。
○ジェームス・カークランド(米)
 6回2分1秒TKO
●アルフレド・アングロ(メキシコ)

 強打者同士の好カードは期待に違わぬ壮絶な打撃戦となった。先手をとったのはアングロだった。初回の開始から30秒ほど経過したころに右を決めてダウンを奪ったのだ。7カ月前、石田順裕に3度のダウンを喫して初回TKO負けしているカークランドにとっては悪夢の再現かという最悪のスタートとなった。しかし、ラウンド終了まで20秒を切ったとき、今度はカークランドがダウンを奪い返す。ダメージはこちらの方が甚大で、アングロはラウンド終了ゴングに救われた感があった。
 2回以降はカークランドのパワーが主導権を掌握したまま進行。アングロは何度か膝を揺さぶられた。迎えた6回、カークランドが連打を浴びせてライバルをロープに押しやり、さらに追撃するとレフェリーが割って入った。
 サウル・アルバレス(メキシコ)への挑戦に大きく前進したカークランドは、31戦30勝(27KO)1敗。石田戦後、これで3連続KO勝ちとなった。アングロは22戦20勝(17KO)2敗。