[ニュース]2011.10.30
結果★マルケスvsコンセプション
マルケス(右)vsコンセプション(左)
 WBA世界フライ級タイトルマッチ、王者エルナン・マルケス(メキシコ)対前王者ルイス・コンセプション(パナマ)の12回戦は29日(日本時間30日)、メキシコのエルモシージョで行われた。
拡大写真
○エルナン・マルケス(メキシコ)
 1回1分49秒KO
●ルイス・コンセプション(パナマ)
 
拡大写真
 両者は今年4月、今回と逆の立場で拳を交えている。ダウン応酬の激闘で、「年間最高試合候補」の声も出るほどだった。11回TKO勝ちで王座を奪ったマルケスは、初防衛戦を挟んでコンセプションとのリマッチに応じた。  
拡大写真
 雪辱に燃えるコンセプションは試合開始と同時に積極的に攻めて出たが、マルケスは落ち着いてさばいた。ラウンド半ば、サウスポーのマルケスが右フックから左ストレートをヒットするとコンセプションは後方に弾けるようにダウン。立ち上がったがダメージは明白だった。マルケスが右フックを決めると2度目のダウン。さらに左フックを当てると3度目のダウンで万事休す。初戦のような激闘を期待したファンは拍子抜けした感もあるが、文句なしの決着といえよう。  
拡大写真
 「タイソン」の異名そのままの速攻でV2に成功した23歳のマルケスは、34戦32勝(25KO)2敗。意外な脆さをさらしたコンセプションは26戦23勝(18KO)3敗。
エルナン・マルケス