初防衛戦に臨む中嶋は「夏の試合は毎回調子がいい。今回もしっかりと体重が落ちた」とベストコンディションに自信を示した。

　フェイスオフ後も睨んでくるなど、気合い十分のドヘニーに対し、「秤に乗る前に何か言ってきたが、何を話しているかわからなかったので気にならない」と淡々としていた。

10カウントを聞かせる

　「ドヘニーは元世界チャンピオンで、これまで一度もKO負けしていないと聞いている。ここで倒したら自分の評価が上がる。できるだけ早く倒したいが、攻め急がず流れで倒す。テーマは『失神KO』。10カウントを聞かせる」と言葉に力を込めた。

　これが2度目の来日のドヘニーは、「世界ランキング復帰のチャンスだから、この試合を受けた。12ラウンド戦えるように準備してきた。日本人と3回試合をして3勝する。次は中嶋だ!」と闘志を燃やした。

　2018年8月に後楽園ホールで岩佐亮佑(セレス→引退)、2019年1月に米国ニューヨークで高橋竜平(横浜光→引退)に勝利しており、「日本人は得意だ」と自信たっぷりに言い切り、会場を後にした。