[公開練習]2023.6.19
井岡一翔がKO宣言!
決着戦まで残り5日
 WBO王座を返上して、WBA(世界ボクシング協会)スーパーフライ級王者のジョシュア・フランコ(27=米国)と再戦する井岡一翔(34=志成)が19日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。

 試合は、6月24日(土)、大田区総合体育館で開催される「Life Time Boxing 15」で行われ、ABEMA PPV(6200円)で独占ライブ配信される。

 ダイレクトリマッチに臨む井岡は「倒しにいく。明確に勝ちますよ」と言葉に力を込めた。
「勝ちたい気持ちはより強い」
 「タイトルを返上して、挑戦することを選んだ。この試合に対しての覚悟を持っているし、勝ちたい気持ちはより強い」。これまで6度防衛した王座を返上し、フランコとのダイレクトマッチを望んだ井岡は、真っすぐな目でこの試合にかける思いを語った。
リミットまで残り3kg
 スパーリングは6月12日(月)に打ち上げて、あとは体重調整だけ。リミットまで残り3kgを切り順調そのものだ。「良い準備ができている。自信を持って試合に臨むことができる。あとはやるだけ」と静かに闘志を燃やした。
完全決着をつける
 フランコとの決着をつけたその先に見据えるのはWBC(世界ボクシング評議会)王者のファン・フランシスコ・エストラーダ(33=メキシコ)とのビッグマッチだ。「彼と戦うためには王座統一戦が最低条件なので、ベルトを獲らないといけない。チャンピオンになってオファーして振り向いてもらうためにも必ず勝つ」。
軽快な動きを披露
 会見後には、シャドーボクシングを1ラウンド、イスマエル・サラストレーナーとのポジションやパンチのタイミングの確認作業を1ラウンド見せて終了した。
内山高志氏
 当日、解説を務める元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志氏は「会見の時の口調が歯切れがよく表情もいい。減量が上手くいっているのではないか。前戦は、相手がガンガン前に出てきて、ブロックに回るところが多く、リズムを作らせてしまった。(井岡は)頭の良い選手なので、良いところも悪いところもわかっている。KOも期待ができる」と、調子の良さに太鼓判を押した。

井岡の有利を予想

 内山氏自身も、かつてジェスレル・コラレス(パナマ)とダイレクトリマッチを経験しており、感覚はわかっている。「自分はKO負けしてからの直接再戦で、やりづらさはあったが、井岡選手は引き分けだったので、それほどやりにくさはないと思う。頭の良い井岡選手が有利だと思う」と井岡の勝利を予想した。