[海外試合結果]2023.6.11
T.ロペスかJ.テイラー!S.ライト級注目戦
テイラーvsロペス

 元世界4団体統一王者達が10日(日本時間11日)、米国・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで激突。WBO(世界ボクシング機構)スーパーライト級王者で元世界同級4冠王者のジョシュ・テイラー(32=英)が、元ライト級世界4冠王者のテオフィモ・ロペス(25=米)を相手にV2戦に臨んだ。

ロペスがカウンターを奪い、判定で2階級制覇達成
 序盤に攻勢を見せたのは、サウスポーの王者テイラー、撃ち合いに持ち込むとボディにパンチを集めた。しかし、4回からロペスがスピードで上回り、カウンターを連発していくと、次第にペースを奪っていった。攻撃的に出たロペスに対してテイラーも左を当てて対抗。だが、8回にはロペスの左をもらって、バランスを崩すなど、苦しい場面が増える。後が無くなってきたテイラーは、流し始めたロペスを攻め立てると、最終12回には追い上げているところに再びカウンターをもらい、そこは耐えて試合は終了。3-0(117-111、115-113×2)の判定でロペスが新王者となり、2階級制覇を達成した。