[ニュース]2011.10.23
結果★アブリルvsアコスタほか
 22日(日本時間23日)、パナマシティでリチャード・アブリル(キューバ/米)対ミゲール・アコスタ(ベネズエラ)のWBAライト級、ブルネット・サモラ(イタリア)対アルベルト・モスケラ(パナマ)のスーパーライト級、両暫定王座決定戦が行われた。
○リチャード・アブリル(キューバ/米)
 12回判定(3-0)
●ミゲール・アコスタ(ベネズエラ)

△ブルネット・サモラ(イタリア)
 12回引分
△アルベルト・モスケラ(パナマ)

 WBA恒例の「KOドラッグ」イベントの一環として行われたダブル暫定王座決定戦。アブリルは4回に1度、10回に2度のダウンを追加して判定勝ちを収めた。採点は113対112、117対108、115対111の3-0。29歳の新王者アブリルは20戦17勝(8KO)2敗1分。キューバ勢としてはギジェルモ・リゴンドー、ヨアン・パブロ・エルナンデスに次いで現役3人目の世界王者誕生となった。ユリオルキス・ガンボアと合わせ、最近のキューバ勢の活躍ぶりは顕著なものがある。敗れたアコスタは36戦29勝(23KO)5敗2分。

 サモラ対モスケラは、ひとりが117対111の大差で地元のモスケラを支持したものの、ほかの二者は114対114のドローだった。36歳のサモラは23戦21勝(10KO)2敗。24歳のモスケラは19戦16勝(12KO)2分1無効試合。

 この日の前座には元WBA世界バンタム級暫定王者ネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)が登場。ヨアンドリス・サリナス(キューバ/米)と対戦したが、8回引き分けに終わった。採点は77対75で割れ、もうひとりは76対76だった。33歳のセルメニョは25戦20勝(12KO)4敗1分。26歳のサリナスは14戦13勝(8KO)1分。

 また、同じくアンダーカードで行われたニコラス・ワルテルス(ジャマイカ)対イルビン・ベリー(パナマ)のフェザー級世界ランカー対決は、ワルテルスが6回TKO勝ちを収めている。WBA中米王座のV2に成功した25歳のワルテルスは19戦全勝(16KO)。現在はWBA4位にランクされている。敗れた25歳のベリーは26戦21勝(9KO)3敗2分。