[試合後談話]2023.4.30
大阪で25歳と19歳が激戦!
打撃戦を制したのは?

 勝輝ボクシングジム主催の「KATSUKI PRODUCE TEAM一丸.5」が30日、大阪産業振興センターで行われた。

 第2試合スーパーフェザー級6回戦では、岩崎一輝(25=勝輝)と東日本スーパーフェザー級新人王の岩本星弥(19=JB SPORTS)が激突。アマチュア38戦24勝14敗を経てプロデビューした岩崎と、叩き上げボクサーの岩本が、激しいパンチの応酬を見せた。

岩本星弥(JB SPORTS)が判定勝ち
 初回は、サウスポー岩崎がシャープなジャブで組み立てたが、2回になると岩本がプレスをかけて左ボディ、右フックで応戦。ペースを握った岩本は、3回以降も力強いパンチをねじ込み攻勢。しつこく距離を詰めて、最後まで攻め切った。
再起戦を勝利
 昨年12月以来の再起戦を勝利した岩本は「最初は、相手との距離が遠く感じたが、途中からボディが効いているのがわかった。試合中はずっと山田さん(山田武士代表)の声が聞こえたので、指示通りに戦うことができた。敵地での勝利はうれしい。自信につながった」と声を弾ませた。
大谷選手にリベンジしたい
 「あと一つ勝てば、A級に上がれる。上に行ったら大谷選手にリベンジしたい」と全日本新人王決定戦で拳を交えた大谷新星(22=真正)への雪辱を誓った。
「課題が見えた」
 一方、デビュー戦を飾ることができなかった岩崎は「2回以降は、プレスをかけられて下がってしまった。自分の攻撃もワンパターンだった」と肩を落とした。

 芦屋大学ボクシング部出身の岩崎は、大学卒業後は就職してボクシングから離れたが、「やっぱりボクシングがしたい」と退職し、昨年7月にジムに入門した。「グローブの固さやペース配分など、アマチュアとプロは違う。自分がやらないといけないことが見えた。この敗戦をプラスにしていきたい」と前を向いた。