[ニュース]2011.10.21
WBCがホプキンスに王座返還
15日に行われたホプキンスvsドーソン
 15日(日本時間16日)、米国ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われたWBC世界ライトヘビー級タイトルマッチで、肩の負傷のためチャド・ドーソン(米)に「2回TKO負け」を宣告されたバーナード・ホプキンス(米)に、このほどWBCが王座を返還することを決定した。  
 ドーソン戦でホプキンスは2回、もつれた際に振り落とされるかたちでエプロンに転倒。その際に左肩を強打して負傷した。試合続行が難しいとレフェリーが判断し、ドーソンのTKO勝ちを告げて試合は終わった。
 しかし、当然のことながらホプキンス陣営は試合運営と管理を担当したカリフォルニア州アスレチック・コミッションとWBCに強く抗議。これを受けWBCは委員会を開催し、全員一致でホプキンス陣営の主張を認めた。その結果、ルールに照合して試合は「2回負傷引き分け」に訂正。同時にドーソンに移動した王座もホプキンスに差し戻すことになった。
 もちろん、この裁定にドーソン側は反発している。また試合を運営・管理したカリフォルニア州アスレチック・コミッションはアクションを起こしておらず、今後のさらなる動きが注目される。