サウスポーのラヒモフが初回からプレッシャーをかけ、コルディーナは右アッパーと左フックで応戦した。しかし、2回にコルディーナは鮮やかなコンビネーションから左フックで、ラヒモフの腰を落とさせダウンを奪った。その後、ラヒモフはボディ攻撃を中心に攻め続け、コルディーナもガードを固めてカウンターを打ち込む、ハイレベルな攻防戦が繰り広げられた。

　ラヒモフは豊富な手数で、コルディーナをロープやコーナーに追い込み、終盤にはインファイトを仕掛けた。しかし、コルディーナは右ストレートとカウンターに加え、クリーンヒットで対抗した。最終12回でも激しい打ち合いが繰り広げられ、会場からは歓声が溢れた。

　判定は2-1 (115-112,114-113,111-116)で、コルディーナが返り咲きとなる世界王座を獲得した。コルディーナの戦績は、16戦16勝(9KO)。一方のラヒモフは、最後まで手数と技術を見せたものの、惜しくも初黒星を喫し、戦績は19戦17勝(14KO)1分1敗となった。