[海外試合結果]2023.4.9
吉野修一郎がシャクールと対決!
吉野vsスティーブンソン
 WBC世界ライト級挑戦者決定戦が8日(日本時間9日)、米国・ニュージャージー州のプレデンシャル・センターで開催。メインイベントで吉野修一郎(31=三迫)が、2階級制覇王者のシャクール・スティーブンソン(25=米国)を相手に、大舞台のリングに上がった。
スティーブンソンが2度ダウンを奪って挑戦権獲得
 初回から積極的に攻め込む吉野に対し、スティーブンソンはシャブとフットワークで距離を測った。続く2回、いきなりの右を当てた吉野だったが、入り込んだところに左ストレートを合わされ、ダウンを喫した。しかし、ダメージは見られない吉野が、3回もボディを中心に攻め立てると、スティーブンソンは右フックも織り交ぜ、左強打を連続で打ち込んだ。左の多彩さが際立つようになったスティーブンソンは4回、ワンツーで崩し、返しの右フックで再びダウンを奪う。5回も粘り強く前に出る吉野にスティーブンソンの左が容赦なく襲うと、迎えた6回、スティーブンソンの左アッパーがカウンターで決まったところで、レフェリーが唐突なストップ。スティーブンソンが6回1分35秒TKO勝利でWBCライト級挑戦権を獲得した。

 凄まじいスキルを見せ、ライト級進出を成功させたスティーブンソンの戦績は、20戦20勝(9KO)。最後まで諦めず攻め続けるも、レフェリーストップにより初黒星となった吉野の戦績は、17戦16勝(12KO)1敗となった。