[試合後会見]2023.3.14
激アツ! 中垣龍汰朗vs山口仁也!
打撃戦!
 日本ユース・スーパーフライ級王座決定戦、中垣龍汰朗(23=大橋)対山口仁也(23=三迫)が14日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル.98」のセミファイナルで行われた。

 23歳でサウスポー、九州出身の両者が激しいペース争いを繰り広げた。第5代日本ユース・スーパーフライ級王者に輝いたのはーー。
山口仁也(三迫)が新王者!
 サウスポー同士の一戦は、山口が距離を潰して、ボディ攻撃でペースを掌握。グイグイと攻め立てポイントを加点した。守勢を強いられた中垣は、真っ向から打ち合いに応じるとショートアッパー、左をねじ込み反撃。壮絶な打撃戦に後楽園ホールは大熱狂した。激戦を制した山口が日本ユース王座に就いた。
「気持ちで負けたくなかった」
 無敗対決を制した山口は「練習の成果がよく出たと思う。ドローもあり得ると思ったので、勝ててとりあえずホッとしている。8ラウンド戦うことができて楽しかった。ユースチャンピオンになることができて、本当にうれしい」と満面の笑みを浮かべた。中垣にはアマチュア時代に負けているが、プロのリングで借りを返した。
今後の活躍に期待!
 コンビを組む丸山有二トレーナーは「1~2ラウンド、距離が詰まったので、想定していたより、やりやすかった。中盤からは気持ちの勝負。(山口は)気が強いので、発破をかけた」と、作戦通りだったことを明かした。

 三迫貴志会長は「デビューからハード路線だが、期待に応えてくれた。フルラウンド戦って勝てたのは大きな収穫。試合中にも成長を感じた」と山口を褒め称えた。