[空港取材]2023.3.12
那須川天心がベガスから帰国! 収穫あり!
那須川天心(帝拳)が帰国!
 プロデビュー戦を迎える那須川天心(24=帝拳)が12日、米国ラスベガスでのスパーリング合宿を終えて帰国した。

 4月8日(土)に有明アリーナで、日本バンタム級4位の与那覇勇気(32=真正)と対戦する那須川は、2週間の米国合宿で確かな手応えを掴んだ。
2週間のスパーリング合宿
 スパーリングは、元WBO(世界ボクシング機構)スーパーバンタム級王者のアンジェロ・レオ(28=米)らと、合計35ラウンドを消化。3人のパートナーと最長7ラウンドのスパーリングもこなした。
 「『これでいいのかな』と試行錯誤しながらで、毎日発見があった。ボクシングとキックボクシングでは、ステップやラウンドの使い方が違う。(ボクシングの)間合いの取り方がわかってきた」と順応してきたようだ。
4月8日(土)有明アリーナ!
 休日には、米国の総合格闘技団体「UFC」ヘビー級王座決定戦を観戦した。ラスベガスではホテルやレストランで声をかけられ、サインをねだられたという。「米国では知られていないと思っていたので、びっくりした」。

 注目のデビュー戦まで1ヶ月を切った。「自分はスピードに自信があるが、それだけに頼るのではなく、スピードを使わないテクニックを見せたい。長く格闘技をやってきて、他の選手にはないタイミングや動きを持っているので、自分の長所を消さず、ボクシングの動きを取り入れていく。『こんなに変わったんだ!』と(見ている人は)ビックリすると思う」と自信を示した。

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