[空港取材]2023.2.25
那須川天心、ベガスでスパー合宿。
那須川天心(24=帝拳)

 4月8日にプロデビュー戦を迎える那須川天心(24=帝拳)が25日、トレーニング合宿のため、米国ロサンゼルス経由でラスベガスに向かった。

 今回の合宿は、約2週間を予定していて、現地では、世界ランカーらとのスパーリングを中心に「今のボクシングテクニックがどれだけ通用するか」を確認しに行く。普段は4ラウンドのスパーをベースに実践感覚を養っている天心だが、ベガスに滞在中は、試合と同じ6ラウンドのスパーも予定している。

ベガスでスパーリング合宿

 今回が2回目となる米国合宿だが、前回以上に「目標が明確に見えてる」と切り出すと「精度を高める。経験値も上がる」とリラックスした様子で、記者の質問に答えた。

 ファッションやライフスタイルに関して、「向こうに行って価値観が変わったのではなく、間違ってなかったなって思った」とアメリカンライフも楽しみにした。

減量のための練習はしたくない。

 「減量のための練習はしたくないので、普段から節制している」と明かした神童は、「キックの時よりもスパーをしている」と、新たな挑戦のための調整方法を既に見出していた。お決まりの質問にも「その質問は、2番目に受けますね」と記者の笑いを誘うと「出ないですね」とボクシングで足が出そうにならないか、という野暮な問いかけに笑顔で答えてくれた。ボクサー那須川天心が、いよいよ、ボクシングの世界で羽ばたく。