[3150会見]2023.2.21
東京を殴りにいこうか!
東京を殴りにいこうか!

 3150FIGHT興行を主催する亀田プロモーションの亀田興毅ファウンダーが21日、都内で会見を開き、4月16日(日)に代々木競技場第二体育館で開催される「3150 FIGHT Vol.5〜東京を殴りにいこうか!〜」と、重岡銀次朗(23=ワタナベ)の今後に関して説明があった。

 今年最初の日本人世界挑戦で注目を集めた銀次朗だったが、3ラウンド途中にチャンピオンが「偶然のバッティングで負傷した」とアピール。これを受けて、レフェリーが試合を中止したため、この世界戦は「無効試合」となった。通常、ダイレクトリマッチは、承認されない傾向にあり、チャンピオンには、指名試合が決まっていたことも重なったため、銀次朗の無念が伝えられたが、試合後の一夜明け会見で、この試合の立会人のベン・ケイルティ氏から「再試合を検討すべきと本部に伝えた」という言質を取り付けていたため、銀次朗サイドは、4月の再戦に一縷の望みを託していた。

本音は「バラダレスを殴りにいこうか!」

 試合直後に病院で検査を受けたときには、「MRI検査は問題ないが、耳の中が腫れている」と報告されていたチャンピオンのダニエル・バラダレス(28=メキシコ)だが、後になって銀次朗戦で鼓膜が破れていたことを公表し、現在は治療と回復に努めている。この状況を踏まえてIBFは、先週の木曜日(16日)、前チャンピオンのレネ・マーク・クアルト(26=比)と重岡銀次朗(23=ワタナベ)による暫定王者決定戦を両陣営に打診、亀田プロモーションとマーク陣営は、すでに交渉を開始している。交渉が成立すれば、銀次朗は「3150 FIGHT Vol.5」のメインに登場する。