[IBFランキング]2023.2.14
IBFトップ戦線に動きあり。
世界の阿部さんへ

 IBF(国際ボクシング連盟)が13日までに、最新の世界ランキングを発表した。昨日発表があったフェザー級挑戦者決定戦に出場する阿部麗也(29=KG大和)は3位、昨年2月に王座を明け渡した元IBF同級王者のキコ・マルチネス(36=スペイン)は2位。現在1位は空位なので、勝った方が、昨年12月に王座に就いたルイス・アルベルト・ロペス(29=メキシコ)に挑戦する。

ミニマム級はIBFの判断待ち

 1月6日にミニマム級王者のダニエル・バラダレス(28=メキシコ)に挑戦するも、バラダレスの棄権とも取れる、試合中の負傷による試合続行不可のアピールのため無効試合となり、悔しい思いをした重岡銀次朗(23=ワタナベ)は、4位にランキングを上げた。1位と2位は空位のため実質2位だが、3位のレネ・マーク・クアルト(26=比)は昨年7月に王座を明け渡した前チャンピオンのため、バラダレスと再戦するオプションがあることが予想される。今後の動きに注目したい。

矢吹正道(緑)が吠えた!

 ライトフライ級も動きがあった。先月28日に次期挑戦者決定戦で勝利した矢吹正道(30=緑)が2位に上がった。この階級は、今月25日に4位のマーク・ビセレスと6位のレジー・スガノフによるフィリピン人対決を控えている。この勝者がランキング1位になるとも伝えられているので、来月のランキングが気になる。

千葉開vs栗原慶太に注目!

 バンタム級の10位に、OPBF王者の千葉開(29=横浜光)が入った。千葉は前チャンピオンの栗原慶太(30=一力)と、3月4日にダイレクトリマッチを控えている。

亀田和毅(TMK)に注目。

 スーパーバンタム級の12位に、OPBF王者の武居由樹(26=大橋)がランクイン。10位には、今月25日に試合を迎える亀田和毅(31=TMK)が入っている。しかし、この階級に転級した井上尚弥(29=大橋)の名前は見当たらなかった。