[ニュース]2011.10.9
結果★マルチネスvsゲレロ
 クリスチャン・ミハレス(メキシコ)が返上して空位になっているIBF世界スーパーフライ級の王座決定戦が8日(日本時間9日)、メキシコのティファナで行われた。ラウル・マルチネス対ロドリゴ・ゲレロのメキシカン対決を制したのは――。
○ロドリゴ・ゲレロ(メキシコ)
6回終了負傷判定(3対0)
●ラウル・マルチネス(メキシコ)

 両者は昨年11月、ミハレスへの指名挑戦権をかけて対決。そのときはマルチネスが2対1の12回判定勝ちを収めている。11カ月ぶりの再戦となったこの試合、サウスポーのゲレロが3回に左ストレートをヒットして貴重なダウンを奪って序盤をリード。マルチネスも追い上げを見せたが、そんななか6回にバッティングでゲレロが右目上をカット。ラウンド終了時のドクター・チェックで試合続行不可と判断され、勝負はそれまでの採点に委ねられることになった。ジャッジ三者の採点は59対54が一者、57対56が二者でゲレロを支持。ダウンが勝敗を分けるかたちとなった。
 雪辱を果たしてベルトを腰に巻いたゲレロは23歳。20戦16勝(10KO)3敗1分。09年4月、ノニト・ドネア(比)が持っていたIBF世界フライ級タイトルに挑んで4回TKO負けを喫しているマルチネスは、2度目のチャレンジも実らなかった。29歳、戦績は30戦28勝(16KO)2敗。