先に秤に乗った大湾は、契約体重を100g下回る56.4㎏でパスした。計量後に取材に応じた大湾は「(ラングレスは)良い人そうだったが、明日は攻めてくるはず。パンチをもらわないことを意識して、ジャブを突いてチャンスがきたら仕留めにいく」と意気込むと、「良い形で勝って、早く沖縄に帰省して沖縄そばを食べたい。試合が終わったら、元旦の朝に帰る予定」と語った。2022年最後の試合を勝って締めくくり、故郷・沖縄でゆっくりするつもりだ。

  これが2度目の来日のラングレスは、900gアンダーの55.6kgで計量を終えた。

　今年は、オール女子興行も開催されるなど、注目を集めた女子ボクシング。スーパーフライ級に階級を下げて、世界を目指す伊藤沙月(31=志成)も登場する。女子スーパーフライ級8回戦で、ワッサナ・カームデー(34=タイ)と拳を交える伊藤は、リミットちょうどの52.1㎏、ワッサナは1.3㎏アンダーの50.8㎏でクリアした。

　スーパーフェザー級8回戦では、同級10位の中井龍(24=角海老宝石)とフェザー級15位の渡邊海(20=ライオンズ)が対戦する。豊富なスタミナと巧みな試合を運びを見せるサウスポー中井と、スピードを活かしたカウンターが魅力の渡邊による対戦も見逃せない。