[試合後談話]2022.12.11
名古屋で激戦! 畑中建人vs浅海勝太!
一歩も引かず打ち合った
 WBC(世界ボクシング評議会)フライ級15位の畑中建人(24=畑中)と日本フライ級7位の浅海勝太(27=ハラダ)が、11日、武田テバオーシャンアリーナ、51.3kg契約8回戦で対戦した。

 前日計量後に、KO宣言した両者のパフォーマンスに注目が集まった。
畑中建人(畑中)が勝利
 畑中が、粘り強く戦う浅海を振り切った。序盤、畑中はジャブから右アッパーを好打し、ペースを掌握。挽回したい浅海は、4回に入り、ステップインから右フックを決めて、反撃に転じると、打撃戦に持ち込み猛追。終盤、畑中は豊富な手数を繰り出し、攻め切った。
「気持ちで負けなかった」
 13戦全勝(9KO)とした畑中は「浅海選手から『食ってやろう』という気持ちの強さを感じたが、飲み込まれることはなかった。長谷川穂積さんから教えてもらった右アッパー。そして、右ストレートは出すことができたが、強弱をつけたコンビネーションを入れる余裕はなかった。内容には、決して満足していない」と述べる顔に、笑みは見られなかった。
「来年、タイトルを狙っていく」
 4ラウンドから、鼓膜が破れたようで「フラフラしていた」というが、集中力を切らさず戦い切った。結婚後初めての試合を、勝利で飾った畑中。

 「会長のGOサインが出たら、来年はタイトルを狙っていきたい」と抱負を語った。
採点表