[公開練習]2022.12.7
バトラー陣営が井上尚弥の練習を視察
モンスターのスピードを警戒

 昨日初来日を果たしたWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(34=英国) 陣営のジョー・ギャラガー・トレーナー、元WBA世界スーパーバンタム級王者スコット・クイッグ氏ら、計3人が大橋ジムを訪れ、井上尚弥(29=大橋)の公開練習を視察した。

プレッシャーを感じてるのは井上?

■井上選手の公開トレを視察したジョー・ギャラガー・トレーナーとの質疑応答

―疲労は取れましたか?
ジョー「今回、来日するにあたり、何不自由なく日本で過ごせているのは、帝拳ジムの本田明彦会長のおかげです。ありがとうございますと言いたい」

―バトラーの状態はどうですか?
ジョー「すごくいいです。昨日の朝に到着し、その後、トレーニングをし、観光などもしていて、バトラーはとてもリラックスしています。むしろ、プレッシャーは井上選手の方があるのではないかなと」

いい試合になる。

―井上選手のコンディションはどう見ますか?
ジョー「グッドシェイプになっていると思います。井上選手、バトラー両者ともに、良い仕上がりになっていると思う。19年5月のWBSS準決勝で会った時よりは、体がよく大きくなっているという印象です。バトラーもスピードはありますが、井上選手もかなりのスピードがあります。良い試合になると思います」

―井上選手の動きを見て、新たな発見はありましたか?
ジョー「今回見た時、前回見た時よりもうまくなっている。誰もが少なからずミスや欠点はありますが、さらにうまくなっている。率直に見ると、パワーよりもスピードの方が警戒すべきポイントだと思います」

隙はあるのか?

―明日はバトラー選手の公開練習ですね。
ジョー「全体的な練習内容は、英国で終わっています。これからは微調整になります。あとは、井上選手の過去の動画を見て、隙を探す作業をします」