[前日計量]2022.12.3
42歳堀川謙一が覚悟を示す
堀川謙一(三迫)がベルト奪還を目指す
 OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦の前日計量が3日、大阪市内で行われ、前王者の堀川謙一(42=三迫)とIBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級9位のジョイ・キャノイ(29=比)が対峙した。

 両者は、明日(4日)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第1競技場)で開催される「REAL SPIRITS VOL.84× ミツキ杯SURVIVEvol.23」のセミファイナルで、空位の王座を懸けて激突。試合の模様は、YouTubeチャンネル「BOXING REAL」で全試合ライブ配信される。

 現役最多の60戦目のリングに上がる堀川は、王座奪還を誓った。
「後半KOに繋げたい」
 王座奪還を目指す堀川は、ライトフライ級リミットちょうどの48.9㎏でパスした。「体つきを見て『(1階級下の)ミニマム級で戦ってきた選手なんだな』と思った。しかし、パンチ力がありそう」と、横に並んだキャノイの印象を語り、「相手はパンチがあって振ってくると思うので、慎重に戦って、後半KOに繋げたい」と巧みなゲームメークで存在感を示すつもりだ。

負けるわけにはいかない

 これまで数多くの強豪と拳を交えて、ベルトは3本(日本、OPBF、WBOアジアパシフィック)獲得。濃密なキャリアを重ねてきた古豪は、「前戦、負けたのにもかかわらず、タイトル戦を組んでくれた。それは『ここで負けたらダメだよ』ということ。ここで負けたら終わりという意識は、これまで以上に強い」と言葉に力を込めた。
勝って世界を目指す
 世界ランカーのキャノイは、800gアンダーの48.1㎏でクリア。ここを勝って世界を目指す。