[試合後会見]2022.10.18
3度目の対決! 勝利したのは?
意地のぶつかり合い!
 日本女子フェザー級タイトルマッチ、王者の三好喜美佳(38=川崎新田)対同級2位の若狭与志枝(34=花形)が18日、後楽園ホールで開催された「ホープフルファイト.38」のメインイベントとして行われた。

 1勝1敗で迎えた第3戦目。三好が2度目の防衛を果たしたのか? それとも、若狭が王座奪還に成功したのかーー。
三好喜美佳(川崎新田)がV2!
 距離を潰してくる若狭に対し、三好はジャブを突きながら右ストレートを好打。中盤、なりふり構わず打ち込む若狭と真っ向から打ち合うと、有効打で上回った。最終6回、若狭は手数を増やして攻め立てたが、最後まで譲らなかった。
「内容には満足していない」
 返り討ちを果たした三好は「ジャブを突いて組み立てたかったが、打ち急いで接近戦になってしまった。自分の思うような試合ではなく、満足はしていない」と快勝にも笑顔は見られなかった。

 それでも、今年は3戦して2勝1分と負けなしで終えた。「会長が組んでくれたおかげで、調子を維持しながら、試合をすることができた」とキャリアを重ねることができたと語った。
課題を挙げた
 コンビを組む笠康次郎トレーナーは「前半はリードを突いて、チャンスに倒しにいく作戦だったが、後半は向こうの勢いに飲まれて、打ち合いにつき合ってしまった。長いラウンドでの試合となったら、早い段階で打ち合うのはダメ。そこで詰めていきたい」と今後に向けての課題を挙げた。
世界を目指す!
 新田渉世会長は「笠トレーナーが厳しく指導してくれて、強くなっている。年齢のこともあるし、なんとか世界のチャンスを作っていきたい」と、3度目の世界挑戦をサポートしていく。
採点表