[電話取材]2022.10.11
ライト級最強挑戦者が決定!
激戦を制したのは?
 日本ライト級挑戦者決定戦、同級1位の仲里周磨(26=オキナワ)対同級2位の鯉渕健(26=横浜光)の一戦が11日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のセミファイナルで行われた。

 2度目のタイトル挑戦を目指す仲里と、強打者・鯉渕が真っ向からぶつかり合った。
仲里周磨(オキナワ)が勝利
 序盤は、鯉渕がグイグイと前に出て、左右フックをヒット。巻き込まれそうになった仲里だが、ジャブから左ボディにつなげてペースを取り返すと、中盤は左フック、左ボディを決めて、ポイントを連取。7回に鯉渕の連打を浴びたが、最終8回に打ち勝ち、勝利を掴んだ。
「今日は勝つことにこだわった」
 激戦を制した仲里は「序盤は少し考えすぎていたので、いつもより慎重になっていた。前半はカウンター狙いだったが、相手のガードが高かったので、ボディが当たると思い、中盤から(ボディを)削った。最終ラウンドの前に会長から『このラウンドを取って、勝ちを確実なものにしよう』と送り出され、さらに気持ちを前面に出して戦った」と電話口で声を弾ませた。
「次こそは日本王座を獲る!」
 「日本タイトルは、親父(仲里繁会長)が2度挑戦して獲れていないので、やはり特別な思いがある。次戦に向けて、試合中いかに冷静に戦えるか? やりづらい相手でも、自分のボクシングを貫けるか? そう心によく言い聞かせていきたい」と、来年のチャンピオンカーニバルでの王座獲得を誓った。
採点表