[試合後談話]2022.9.11
大阪・難波で24歳対決!
激戦を制したのは!?
 「Burning Fight in NANBA」が11日、エディオンアリーナ(大阪府立体育会館・第2競技場)で行われ、全8試合で激戦が繰り広げられた。

 メインイベント、54.5㎏契約6回戦では、小林廉(24=エスペランサ)と日本バンタム級13位の梅津奨利(24=三谷大和)が対戦。序盤から激しいパンチの交換を繰り広げた。
梅津奨利(三谷大和)が勝利!
 序盤は、小林がジャブから左ボディにつなげて、ジャッジに攻勢をアピール。梅津も、上下のコンビネーションで応戦した。4回、ギアを上げた梅津は、豊富な手数で押し込み、攻勢。後半もサイドに回り込んで、ショートパンチで攻め立てた。ジャッジ2者の支持を得た梅津に、軍配が上がった。
「良い経験になった」
 激戦を制した梅津は「相手のガードが高くて、崩すのが難しかった。今日は、スタミナと手数で勝つことができた。思い通りには戦えなかったが、良い経験になった。しかし、このままでは、まだまだです」と、決して浮かれることはなかった。

 今年6月の試合で、負傷引き分けとなり、全勝記録がストップ。「悔しかったので、すぐにでも試合がしたかった」と相手陣営のオファーを受けた。
ジム初の日本王座を目指す
 三谷大和会長は「上を目指していく上で必要な試合。4~6ラウンドにポイントを取ることができたのが大きかった」と愛弟子を褒め称えた。

 現在、日本ランキング13位で、まずはタイトル挑戦権を有する12位以内を目指す。「上位ランカーを倒して、日本チャンピオンになりたい」と抱負を語った。
「力が入ってしまった」
 一方、悔しい敗戦となった小林は「トレーナーと取り組んできたことを出すことができなかった。相手の土俵で戦ってしまった。負けるとしたら、このパターン」と淡々と振り返ると、「相手の方が手数が多くて、見栄えが悪かった。実力不足です」と唇を噛み締めた。
採点表