[記者会見]2022.8.31
千本瑞規が3150FIGHT SURVIVALに参戦!
千本瑞規(ワタナベ)が凱旋試合
 亀田プロモーションは31日、東京・品川区のワタナベジムで記者会見を開き、OPBF東洋太平洋女子ミニマム級王者の千本瑞規(28=ワタナベ)が、9月17日(土)にメルパルクホール大阪で開催される「3150FIGHT SURVIVAL vol.1」に出場することを発表した。

 千本は、OPBF東洋太平洋同級7位のパク・ヘス(34=韓国)を迎えて、2度目の防衛戦に臨む。大阪堺市出身の千本は、これが初めての凱旋試合となる。
この試合を勝てば世界戦も
 会見の冒頭、亀田興毅ファウンダーは「これからは、女子ボクサーにもスポットを当てて、稼げるようにしていきたい。千本選手は実力があり、最も世界に近い存在。ここを勝って、来年開催の『3150FIGHTvol.4』(1月6日(金)エディオンアリーナ大阪)で世界戦を組めたら」と青写真を描いた。
ファイトマネー倍額が支払われる
 「3150FIGHT」のファイトマネーは、相場の倍額で現金支給されるが、女子選手も同様に支払われるという。千本は「アマチュアからプロに転向する際、周りから『女子ボクシングは稼げないので、やめておいた方がいい』と言われたが、こうして倍額もらえるので、モチベーションが上がる」と言葉に力を込めた。

 亀田ファウンダーは「男子選手なら日本チャンピオン、女子選手は世界チャンピオンになったら、年収1千万円は稼げるようにしていきたい」と熱く語った。
「圧倒する」
 千本は「身長が高くてタフ」と拳を交えるパクの印象を語ると、「一発に気をつけて、しっかりと戦い、強さを見せつける。ここは世界への通過点なので、圧倒する」と初めての地元・大阪での試合に気合いが入っていた。
小口忠寛トレーナーも絶賛
 コンビを組む小口忠寛トレーナーは「(千本は)普段はエレガントだが、リングに上がると野獣のように戦う、他の女子選手にはない、倒すパワーがある」と千本の強さを説明。普段から男子選手と同じメニューをこなし、WBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(28)や日本ランカーとの、マスボクシングをしているという。
9月17日(土)メルパルクホール大阪
 8月14日(日)に行われた「3150FIGHT.vol.3」は、ABEMAで135万人が視聴し、注目度の高さを示した。「イベントが終わってから、100以上のジムから問い合わせがあった」と反響の大きさを感じたようで、「女子選手も、どんどん出していきたい」と、亀田ファウンダーは言葉に力を込めた。