初回から大振りの左右フックを見せ、荒々しく攻めるナバレッテに対し、挑戦者バエスは左ボディを決めた。序盤戦は、バエスがボディにパンチを集めて優勢に試合を進めた。迫力とパワーで攻勢に出るも、パンチを当てられないナバレッテ。5回もバエスは集中し、フックを的確に打ち込んだ。しかし6回、ここまで劣勢だったナバレッテが右アッパーから左ボディを抉ると、バエスは一呼吸を置いて膝を突きダウン。そのまま立ち上がることができず、カウントアウト。ナバレッテが、逆転の6回1分5秒KO勝利で、3度目の防衛に成功した。

　コンディションに難のある内容も、1発で返したナバレッテの戦績は、38戦36勝(30KO)1敗1無効試合。大半の時間を優位に試合を進めるも、世界初挑戦は実らなかったバエスは、26戦21勝(7KO)3敗2分とした。