[試合後談話]2022.7.15
金子ジムの新鋭がハッスル!
左:大久祐哉(金子)の左!
 金子ジム主催の「第133回ゴールデンチャイルドボクシング」が15日、後楽園ホールで開催され、全10試合で熱戦が繰り広げられた。

 第8試合、フェザー級6回戦では、大久祐哉(25=金子)が2020年度全日本新人王の平野和憲(32=KG大和)と対戦した。
大久祐哉(金子)がA級昇格!
 プロ4戦目の大久が、見事なパフォーマンスを見せた。初回から、大久がテンポの良い攻撃でペースを握ると、相手の右ストレートにも冷静に反応。攻撃の手を緩めずダメージを与えると、5回に連打でフィニッシュにつなげた。
「ランカーに挑戦したい」
 顔に傷一つなく、会見に臨んだ大久は「相手は右ストレートが強いので、頭の位置をずらしながら、打つことを意識した。作戦がしっかりとハマった」と、会心の勝利に笑顔を見せた。

 中央大学ボクシング部出身の大久は、アマチュア40戦24勝(6RSC)16敗を経て、昨年7月にデビュー。プロの階段を着実に登っている。大久は「新人王に勝ったことは自信になるが、まだまだこれから。日本ランカーに挑戦したい」と飛躍を誓った。
右:金谷勇利(金子)が3連勝
 メインイベントではミニマム級8回戦で、日本同級13位の金谷勇利(25=金子)と2019年中日本ミニマム級新人王の丁野拓海(24=中日)が拳を交えた。

 初回から激しい打撃戦で会場を盛り上げる中、2回に金谷が右ボディで丁野の動きを止めたが、右ストレートを浴びてグラつき、一転ピンチに。金谷は相手のパンチで、丁野は偶然のバッティングで、それぞれ右目上をカットした。その後は、金谷がリズム感のある攻撃でポイントを加点。5回に丁野の傷が深くなり、負傷判定で金谷が勝利した。
「タイトルマッチを目指す」
 初のメインイベンターを務めた金谷は「これまでで一番緊張した。勝つことができて良かった」と安堵の表情を浮かべると「パワーがある選手にも、自分のボクシングが通用した」と収穫を口にした。

 父から、元WBC世界フライ級王者のユーリ・アルバチャコフ氏のような選手になってほしいと「勇利」と名付けられた金谷。「自分もユーリさんのような、誰もが知っている世界チャンピオンを目指す」と抱負を語った。
金子ジムの活躍に注目!