[前日計量]2022.6.15
女子の意地がぶつかり合う!
日本女子フェザー級王座戦
 日本女子フェザー級タイトルマッチの前日計量が15日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われ、王者の三好喜美佳(38=川崎新田)と同級1位の藤原茜(34=ワタナベ)が計量会場に姿を現した。

 試合は、明日(16日)に後楽園ホールで開催される「ホープフルファイト.37」のメインイベントとして行われる。
「倒しにいく」三好喜美佳
 今年2月に王座返り咲きに成功した三好は、これが初防衛戦となる。フェザー級リミットを100g下回る57.0kgでクリアすると、「練習でやってきたことをしっかりと出すだけ。相手は手数が多くて、パンチを振ってくるので、その時の状況に応じた戦いをしたい」と意気込んだ。

ここを勝ってステップアップする

 同門で前日本スーパーバンタム級王者の古橋岳也(34)の試合は、AmazonPrimeVideoで視聴した。「芯がブレることなく、最後まで攻める姿勢を貫き刺激を受けた」と話すと、「明日は気持ちを強く持って倒しにいく」と完全決着を誓った。
「練習してきたことをぶつける」藤原茜
 一方、タイトル初挑戦の藤原は、200gアンダーの56.9㎏で計量を終えた。2017年12月のデビュー戦は判定負けを喫したが、そこから5連勝と好調をキープしている。コロナ禍や怪我があったため、これが2年8ヶ月ぶりのリングだ。藤原は「明日の試合が楽しみ」と決戦に胸を躍らせた。

宇津木秀(28)から激励メールが届いた

 同門でWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(28)が敵地メキシコで王座防衛に成功。さらに昨日は、日本ライト級王者の宇津木秀(28)が初防衛に成功し、ワタナベジムでタイトル戦に出場した選手が結果を出している。昨夜、宇津木から激励のLINEが届いたという藤原は「あとはやるだけ。がむしゃらに戦って勝つ」とベルト奪取を宣言した。
第一試合開始は18時15分
 写真撮影の後は「明日はよろしくお願いします」と笑顔を見せて健闘を誓い合った。計量は、和やかな雰囲気だったが、リングではお互いの闘志が真っ向からぶつかり合う激戦が予想される。

 ベテランの三好が持ち前のテクニックで突き放すのか?それとも藤原が新チャンピオンになるのか?