[試合後談話]2022.6.10
元K-1ファイター左右田泰臣がデビュー!
左右田泰臣(そうだ・やすおみ=EBISU)が攻め立てた
 キックボクシング第2代RISEスーパーライト級王者、K-1ワールドグランプリ65㎏初代トーナメント準優勝の左右田泰臣(そうだ・やすおみ/34=EBISU)が10日、後楽園ホールで開催された「WATANABE PROMOTION&DANGANオール4回戦」に出場。

 東日本新人王ミドル級4回戦で、アンジュ・ザ・ブル(33=大橋)と対戦した。
逆転KO!
 初回は、インド出身でアマチュア23戦16勝(2KO)7敗のアンジュが、左を伸ばしながら左右フックを繰り出し、先制攻撃。左右田は手数が少なかった。2回、アンジュは左フックでダウンを先取。しかし、これで火がついた左右田は、左フックで体を泳がせると一気に攻め立て、左フックでアンジュをキャンバスに沈めた。
 逆転KO勝ちを飾った左右田は「久しぶりの試合(約2年9ヶ月ぶり)で、最初は動きが硬かった。ダウンして焦ったが、勝つことができて良かった」と安堵の表情を浮かべた。
加山利治会長も期待を寄せる
 K-1のトップ選手として、リングを盛り上げてきた左右田だったが、「結果を出すことができなくて」と一度はリングから遠ざかった。キックボクシング時代からEBISU'KsBOXでボクサーとのスパーリングを重ねていた。試合から離れていたが「リングへの未練があった」と、昨年ボクシングへの転向を決意。「新人王戦からスタートしたい」と今大会にエントリーした。

 「ボクシングでは、まだまだ新人ですから」と謙遜した左右田だが、会見に同席した加山利治会長は「懐が深くて距離感がいい。今日は出なかったが、コンビネーションも上手い」と期待を寄せた。
「ボクシングで頂点を目指す」
 「やっぱり試合は楽しい」と笑顔を見せた左右田は「まだまだ強くなれる。今のままではいけないが、やるからには世界を目指す」と抱負を語った。34歳でボクシングへの転向を決めて再出発した左右田。今後の活躍から目が離せない。