元世界3階級制覇王者の田中恒成(27=畑中)は、6月29日(火)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.89」のメインイベントにおいて、WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王者の橋詰将義(28=角海老宝石)に挑戦する。

　昨年12月、石田匠(井岡)との世界ランカー対決を制した田中は、再起2戦目で地域王座に挑み、ここをステップに再び世界に進む。

　田中は、3～4月にかけて米国ラスベガスとロサンゼルスでスパーリング合宿を敢行。これまでと違う環境で自らを高めることで、強さに磨きをかけた。チャンピオンの橋詰は、今年の2月にベルトを巻いた技巧派サウスポーで、ここまで21戦して負けなしだ。しかし、ここは通過点とばかりに強気のコメントを並べた。