[公開スパーリング]2022.4.23
坂晃典と大沢宏晋がガチンコスパー!
豪華スパーリング!
 日本スーパーフェザー級王者の坂晃典(30=仲里)が23日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)にて開催された「NAKAZATO BOXING GYM Vol.2」で、元OPBF東洋太平洋フェザー級王者の大沢宏晋(36=オール)と3分2ラウンドのエキシビションマッチを行った。

 坂は当初、同級1位の中川兼玄(26=角海老宝石)を迎えて2度目の防衛戦を行う予定だったが、中川が負傷したために中止。2014年5月に対戦し、親交が深い大沢とヘッドギアなしで打ちあった。
2ラウンドのスパーリング
 坂がジャブから右ストレートに繋げれば、大沢も打ち終わりに右クロスを決めて対抗。積極的に仕掛けていく坂に対し、大沢は巧みにかわすと上下に打ち分けた。両者とも最後まで手数を落とすことなく終了のゴング。会場から盛大な拍手が送られた。
「ワクワクさせていきたい」
 マイクを向けられた坂は「急なオファーにも関わらず、引き受けてくださった大沢さんに感謝している。そして、エキシビションマッチでもこんなにお客さんが見に来てくださって本当にうれしい。試合は中止になったが、少しでも楽しんでもらえたらと思いリングに上がった」と感謝の気持ちを言葉にした。

 坂は「皆がワクワクするような試合を届けていきたい」と抱負を語った。
「世界を目指す」
 エキシビションマッチの相手を務めた大沢は「自分は昨年5月に試合の前日に中止になった経験があるが、いつ大きな試合が決まってもいいように常に準備している。坂選手のために少しでも力になりたいと思った」と語った。この日、大沢は8年前に坂と対戦した時のトランクスとガウンでスパーリングに臨んだ。

 2度目の世界挑戦を目指す大沢は「世界チャンピオンになるために決まった試合を勝っていく」と飛躍を誓った。