[試合後談話]2022.4.12
期待のルーキー渡来美響が戦慄デビュー!
右:渡来美響(三迫)が攻め立てる
 アマチュア92戦77勝(19RSC)15敗、国体準優勝の実績を持つ渡来美響(わたらい・みきょう/23=三迫)が11日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」スーパーライト級6回戦で、アマ54戦30勝(13RSC)16敗でプロ転向後は2戦2勝の柴田尊文(23=グリーンツダ)と対戦した。

 三迫ジム期待の渡来がスピードを活かした攻撃で先手を奪った。
渡来美響(三迫)が4回TKO勝ち!
 圧巻の強さを見せた渡来が初陣を飾った。初回からキレのあるジャブでペースを握ると、狙いすました左フックでダウンを先取。その後も距離を詰めてくる柴田に対し、ボディワークで被弾を回避した。勝負が決まったのは4回。渡来はワンツーでガクッと腰を沈めさせると、的確なパンチでレフェリーストップに持ち込んだ。
「点数は80点」
 観客を魅了する内容を見せた渡来は「ダウンを奪った左フックはずっと練習していたパンチ。(プロ用の)8オンスのグローブでどれだけ効かせることができるかわからなかったが、上手くハマってくれた。相手のパンチもよく見えた」と会心の勝利に声を弾ませた。
渡来美響(三迫)に注目!
 「幼稚園の時にイジメられたため、強くなりたくて」と、5歳でボクシングジムに入門。世界王者を夢見てアマチュアでひたすら腕を磨いてきた。

 華々しいデビューを飾った渡来は「まずはスーパーライト級で日本王者を目指す。そのためにもランキング入りしたい」と抱負を語った。