[電話取材]2022.4.10
藤岡奈穂子が激戦を振り返る。
試合後に電話取材で感想を語った
 WBA(世界ボクシング協会)・WBC(世界ボクシング評議会)世界2団体王座統一戦に臨んだ藤岡奈穂子(46=T&H)が日本時間10日、ボクモバの電話取材に応じた。

 米国テキサス州アラモドームでWBC王者のマーレン・エスパルザ(32=米国)と対戦した藤岡は、大激戦を繰り広げたが判定負けを喫して、WBA王座を奪われた。しかし、素晴らしい内容にサンアントニオの観客から拍手を送られた。
「敵地だと採点は厳しい」
 藤岡は「何度か効かせたパンチもあったが、倒せなかった時点で(判定は)厳しいと思っていた」と話すと、「負けたのなら点差は関係ない」と予想以上のスコアの開きにも冷静だった。

 「もっと右回りしてくるかと思っていたが、打ち合ってきて戦いやすかった。ただ、テクニックがあった」と拳を交えたエルパルザの印象を語った。今後に関しては明言を避けた。藤岡は明日、早朝の便で米国を飛ち日本に帰国する。

 これまで長らく日本女子ボクシング界を牽引してきた藤岡。しばらくは休養に充てる。