[ニュース]2011.9.5
女子トライアルマッチ正式ルール
5/19のトライアルマッチ
 昨年から女子で実施しているトライアルマッチ(準公式戦)に、正式なルールが決められた。
 5日、東日本ボクシング協会は定例理事会を開き、女子プロボクシング委員長・小坂裕己氏(熊谷コサカ)から今月施行されるルールの概略が発表された。
左:角田 右:カイ・ジョンソン
 トライアルマッチは2分3ラウンドで行われ、ヘッドギアを着用し、グローブは10オンスもしくは12オンスを使用する。プロと同じく運営・管理はJBCが行い、細かなルールも公式戦と同様だが、トライアルマッチでは勝ち点と引分け点が付くのが特徴。点数は対戦相手によって異なり、勝ちは7~10点、引分けは3~5点が与えられる。20点以上を得るとプロライセンスが交付され、公式戦への出場が可能となる。また、10点で公式戦の0.5勝扱いとし、ルール施行以前にトライアルを受けた選手にも遡って点数が加算される。
キック出身の角田が勝利
 元々、女子トライアルマッチはプロテストに合格できない選手や、年齢制限により受験資格を持たない選手、プロライセンスを失効した選手を支援するもので、女子の技術向上、底辺拡大を図って作られた。
 今回の発表では、他の格闘技選手やプロスポーツ選手の参加も明文化された。ただし、協会加盟ジムに所属し、トライアル出場3ヶ月前から他の競技に出場しないことを条件としている。
 関西では、すでにトライアルマッチでプロライセンスを得た選手も誕生し、今後の女子人口増加に期待が懸かる。