[前日計量]2022.4.1
赤穂亮がツーショット撮影を拒否!
セミファイナルは嵐の予感!
 WBO(世界ボクシング機構)スーパーバンタム級11位の赤穂亮(35=横浜光)と元日本同級1位の中川麦茶(33=一力)が1日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。

 両者は、明日の2日に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ&A-SIGN Bee30」のセミファイナル、スーパーバンタム級8回戦で激突する。計量後にちょっとしたアクシデントがあった。
赤穂亮(横浜光)55.1㎏
 通常、計量後に行われる写真撮影だが、赤穂は中川と並んで撮ることを断った。中川が「ウケ狙いで」とブラジャー姿で計量に臨もうとしたのだ。JBCからその姿では計量はできないと指摘されブラジャーを外して秤に乗った。

No jokes Just box!

 計量後に取材に応じた赤穂は「中川選手のことはリスペクトしていて、この試合に向けてしっかりとコンディションを作ってきた。前日計量にネタはいらない」とバッサリと切り捨てた。
「全力で潰しにいく」
 「若い頃よりも自信を持っている」。明日で42戦目を迎える赤穂だが、ここ数戦は圧倒的な強さで存在感を示している。元日本ランカーとの対戦だが「ボクサーはリングに上がってなんぼ。調整試合ではない」と油断は微塵も感じられなかった。

世界を意識させる試合をする!

 「俺はずっとトップで戦っている。そんなに簡単には超えられないよ。明日は全力で潰しにいく」と闘志をみなぎらせた。
中川麦茶(一力)55.3㎏
 一方、約2年8ヶ月ぶりにカムバックする中川は「計量のこの感覚が懐かしい。久しぶりですね」と計量の雰囲気も楽しんでいた。「計量会場がクスっと笑えばいいかなと思って」とブラジャーをつけてきた理由を明かすと「明日は真面目に戦いますよ」と語った。
何かを仕掛ける!?
 復帰戦でいきなり世界ランカーと激突するが「決まった時から自信があった。コンディションもバッチリでめちゃくちゃ自信がある」とニヤリと笑った。

塩試合して勝つ!

 続けて「お客さんには申し訳ないが、盛り上げる気はない。しょっぱい試合をして勝ちますよ」と赤穂撃破への秘策を用意したようだ。現時点でボクモバ勝敗予想14%と劣勢だが番狂わせを狙う。