[公開練習]2022.3.28
村田諒太! 初回から勝負!
世紀の一戦まであとわずか!
 WBA(世界ボクシング協会)ミドル級スーパー王者の村田諒太(36=帝拳)が28日、都内の所属ジムで報道陣に練習を公開した。

 4月9日(土)にさいたまスーパーアリーナで、IBF(国際ボクシング連盟)同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)と王座統一戦に臨む村田は、アドリアン・ルナ(メキシコ)を相手に、2ラウンドのスパーリングを披露、フィジカルの強さを活かし強烈なパンチを叩き込んだ。その後は8ラウンドのサンドバッグ打ちで、たっぷりと汗を流した。

 練習後に取材に応じた村田は「初回が一番大事になる。相手がプレッシャーを感じてくれて、懐に入れたらチャンスはある」と意気込んだ。

 試合は、「amazonPrimeVideo」で独占ライブ配信される。

■観戦チケット情報

 観戦チケット2次先着販売が決定。ローソンチケットにて3月29日(火)18時から開始。残席が無くなり次第、受付を終了する。なおローソンおよびミニストップ店頭『Loppi』での取り扱いはない。

■取り扱い券種は以下の通り

・リングサイドB席(110,000円)

・指定A席(77,000円)

・指定B席(55,000円)

・指定C席(33,000円)

・指定D席(22,000円)

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 ルナとのスパーリングでは、重厚なプレスをかけて左ボディを好打。上下に打ち分けると返しのパンチをしっかりとブロックした。攻防のバランスの良さが目を惹いた。2ラウンド目もジリジリと距離を詰めて右ストレートをねじ込み、ルナを後退させて世界王者の力を示した。サンドバッグ打ちではフォームを確かめながら、力強いパンチを叩き込んでいた。
勝負は1ラウンドの出方次第
 新型コロナ感染対策として記者はジム内に入らず、ジムの外にあるベランダからガラス越しに練習内容をチェック。質疑応答は距離を保ちながら行われた。
2ラウンドのスパーリング
 スパーリングの感想を聞かれた村田は「今日は体の反応が悪かった。ただ、疲れが溜まっている状態としては、まずまずの出来」と順調な調整をアピール。実戦練習は4月1日(金)に打ち上げる予定だという。
ボクシング史が変わる!
 長らく対戦を熱望していたゴロフキンとのスーパーファイトまで残り12日を切った。「相手はロングレンジで強さを発揮する選手なので、プレスをかけて思ったより懐に入れたらチャンスだし、いなされたら厳しい状況になる」と、ファーストラウンドがいかに大事かを熱く語った。
決戦は4月9日(土)さいたまスーパーアリーナ
 コロナ禍の影響でこれまで何度も試合が延期になった末、ようやく実現する一戦だ。村田は「リングに上がる恐怖より、試合ができないことへの恐怖の方がある」と試合が無事に開催されることを心から願った。