[海外試合結果]2022.3.6
WBCスーパーフライ級ダイヤモンド王座決定戦ロマゴンvsマルチネス
ロマゴンがマルチネスを迎えてタイトル戦

 元4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(34=ニカラグア)が、前日計量で計量超過したWBC(世界ボクシング評議会)フライ級正規王者のフリオ・セサール・マルチネス・アギュラー(27=メキシコ)と対決。5日(日本時間6日)、米国・カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナ・サンディエゴで、変則タイトルマッチとしてWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級ダイヤモンド王座決定戦が行われた。

ロマゴンが完勝!判定でWBCダイヤモンド王座獲得
 マルチネスが体重オーバーとなりノンタイトル戦となるも、リング上ではWBC世界スーパーフライ級ダイヤモンド王座が懸けられるとアナウンスされた一戦。初回からパンチの応酬を見せると、2回からはゴンザレスがよりコンパクトに、より正確にパンチをコネクトし優位に戦う。マルチネスもスイッチを繰り返しながら大振りで対抗。しかし、ガードが固くパンチの精度、手数ともに上回るゴンザレスがペースを維持したまま終盤戦に突入した。マルチネスも連打で流れを掴もうとするも、ゴンザレスの最高級レベルの攻守に阻まれたままゴング。判定は3-0(118-110、117-111、116-112)で、ゴンザレスがダイヤモンド王座を獲得した。

 再起に成功し、あらためてトップレベルの実力を示したゴンザレスの戦績は、54戦51勝(41KO)3敗。頑張りを見せるも、努力の見えない体重超過で多くのファンを落胆させたマルチネスは、21戦18勝(14KO)2敗1無効試合とした。