[電話取材]2022.3.1
スーパーフライ級2冠王者! 橋詰将義が喜びの声
橋詰将義(角海老宝石)
 OPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級新王者の橋詰将義(28=角海老宝石)が1日、ボクモバの電話取材でタイトル獲得の感想を語った。

 橋詰は、28日に後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル85」で、IBF(国際ボクシング連盟)同級14位の古谷昭男(23=六島)に判定勝ちし、2度目の挑戦で新チャンピオンに輝いた。
「ジムにベルトを持ち帰ることができた」
 同門の前王者の福永亮次(35)が返上したベルトを取り戻した橋詰は、「角海老宝石ジムにベルトを持ち帰ることができて、まずはホッとしている。これまでチャンピオンになったことがなかったので本当にうれしい。チャンスを作ってくれたジムに感謝している」と声を弾ませた。
「古谷選手は気持ちが強かった」
 これまでサウスポー相手に負けなしの古谷との総力戦を制した。橋詰は「タイトルマッチに懸けている思いの強さを感じた。(戦いながら)『サウスポーが得意だ』と言っていた意味もわかった。相手が右ボディストレートを打ってくるのは想定内だったが、少しパンチをもらってしまった。手応えのあるストレートを入れたが、タフで最後まで目が死んでいなかった」と拳を交えた古谷の強さを語った。
「12ラウンド戦って経験値が上がった」
 それでも最後まで集中力を切らすことなく、着実にポイントを重ねた。「古谷選手は『よく練習してきた』と言っていたが、自分はその何倍も練習してきたと思う。後半は少しスタミナが切れたが、上手く戦うことができた。パンチをもらわないことを意識した」と勝因を挙げた。
「世界を目指す」
 世界ランキング入りも見えてきた橋詰は「何度か防衛して、さらに上のステージにいきたい」。かつて同じジムで汗を流したWBO王者の井岡一翔(志成)とは同じ階級だ。「井岡選手は強いが、しっかりとランキングを上げていき、いずれチャンスがあれば。目標は世界チャンピオン」と飛躍を誓った。