[試合速報]2022.2.8
東西屈指の無敗ホープ対決!
中日本と関西のホープ対決

 東西屈指の無敗のホープが早くも激突。コロナ禍の影響で、実力派の新鋭たちの潰し合いが続く中、8日の後楽園ホールでは注目のノンタイトル戦が実現した。スーパーフェザー級8回戦のリングに上がったのは、木村蓮太朗(24=駿河男児)と前田稔輝(25=グリーンツダ)。全勝対決に緊張感が走った。

 試合後の勝者の喜びの声が届いた!

前田稔輝(グリーンツダ)が勝利
 ダウンを奪った前田が接戦を制した。ジャブを突き刺しプレスをかける木村に対し、前田は距離を取りながらカウンターを狙うと、2回に左ストレートでダウンを先取。その後は木村は圧力を強めて右ボディを痛打し反撃。しかし、前田もキレのある右フック、左アッパーを返し譲らず。中盤にポイントを連取した前田が勝ち切った。
「大きく成長できた試合」
 9戦全勝(4KO)とした前田は「大きな山場を乗り越えることができたのでホッとしている。木村選手は評判通り、ガッツがあって体が強かった。頭を振ってリズムを作ることを心掛けた。最後まで自分のことを信じて戦った」と勝利の味を噛み締めた。
「タイトルを目指していく」
 「タイトルマッチのような手厚いサポートをしてもらえた」と所属しているグリーンツダジムに感謝の気持ちを言葉にした前田は、「マッチメークは会長に任せて、決められた試合をクリアしていきたい。タイトルを目指していく」と抱負を語った。

 負ければ、初めて土がつくハイリスクハイリターンの注目のホープ対決。大阪から乗り込んできた前田が、本石昌也会長の熱い思いに応えた。
採点表