[海外情報]2022.1.20
スーパーフライ級世界ビッグマッチが続く!
WBC世界S.フライ級王座決定戦

 WBC(世界ボクシング評議会)が20日、シーサケット・ルビンサイ(35=タイ)とカルロス・クアドラス(33=メキシコ)によるスーパーフライ級王座決定戦の勝者に関して、興味深いリリースを流した。

 2月5日に米国アリゾナ州のフェニックスにあるフットプリントセンターで開催される WBC1位シーサケットと3位クアドラスの対決は、2014年5月以来の再戦。前回も同じタイトルが懸けられたビッグマッチだったが、その時は、当時王座に就いていたシーサケットがクアドラスの地元メキシコに乗り込んで行ったものの8ラウンド負傷判定でクアドラスが勝利。今回はシーサケットにとってのリベンジマッチでもある。

エストラーダvsロマゴン

 WBCの発表によると、この試合の勝者は、日本時間の3月6日(日)に行われるWBCフランチャイズチャンピオンで、WBAスーパーチャンピオンのファン・フランシスコ・エストラーダ(31=メキシコ)とローマン・ゴンサレス(34=ニカラグア)の勝者と対戦する。したがって、この元世界チャンピオン同士の対決は、名実ともにスーパーフライ級のトップ戦線で輝きを取り戻すための大一番となった。

IBF王者ジェルウィン・アンカハス(比)

 主要4団体(WBA/WBC/IBF/WBO)の統一を目指すチャンピオンが増える中、特に注目を集めているのがスーパーフライ級。この階級のニュースを取り上げる海外メディアも増えてきている。

WBO王者:井岡一翔(志成)
 オミクロンの影響で延期とはなったものの、WBOチャンピオン井岡一翔(32=志成)とIBF王者ジェルウィン・アンカハス(29=比)による2団体統一戦に関しても引き続き話題になっている。

 昨年大晦日に予定されていた統一戦の延期が決まると、アンカハスはIBF13位のフェルナンド・マルチネス(30=アルゼンチン)を相手にシーサケット対クアドラス戦と同日同会場で、防衛戦を行うというニュースが流れたが、関係者の話として、海外メディアの中には、2月19日の開催が有力と伝えているところもある。