[前日計量]2021.12.18
サウスポー対決! バンタム級王座戦が熱い!
師走の大阪決戦!
 WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチの前日計量が18日、大阪市内の西日本ボクシング協会で行われ、王者の西田凌佑(25=六島)と挑戦者で同級11位の大橋哲朗(23=真正)が計量に臨んだ。

 試合は、明日の19日(日)に大阪・住吉区民センターで開催される「You will be the Champion11」のメインイベントで行われる。両者とも100gアンダーの53.4㎏でパスした。
「勝って次に繋げる」
 西田は、今年4月に敵地・沖縄で比嘉大吾(26=志成)に判定勝ちし、わずか4戦目でタイトル奪取に成功しこれが初防衛戦になる。「(減量は)余裕ではないが、しっかりと落すことができた。明日の試合が楽しみ」と話すと、「(身長は)同じくらいと聞いていたのでイメージ通り」と横に並んだ大橋の印象を語った。

 先週12日(日)には同門で同い年の日本スーパーフライ級17位の峯佑輔(25)とデカナルド闘凜生(25)が勝利し良い流れを作った。「刺激を受けた」という西田は「KOを期待されるが狙ってできるものではない。流れの中で倒せたら。ここをしっかりと勝って来年に繋げる」と静かに闘志を燃やした。
「挑戦者らしく攻める」
 一方、タイトル初挑戦の大橋は、やや頬がこけているが「いつもの通りでしっかりと仕上がった」と万全を強調。声に張りがあり仕上がりの良さを感じさせた。

 「もっと大きいと思っていたので、身長が同じくらいで少しビックリした」と西田の印象を語ったが「相手は減量がキツいと思うが、リカバリーしたら大きくしてくるはず」と警戒。大橋は「スピードが武器だが、それ以外の部分も身に着けてきたので出していきたい。挑戦者らしく攻めて強い気持ちで戦う」とベルト奪取を誓った。

 関西で行われる2021年最後の興行を締める熱戦に期待したい。