[海外試合結果]2021.12.18
ライトヘビー級2冠戦ベテルビエvsブラウン
WBC&IBF世界ライトヘビー級王座統一戦

 カナダ・モントリオールのベル・センターで17日(日本時間18日)、WBC(世界ボクシング評議会)とIBF(国際ボクシング連盟)のライトヘビー級統一王者アルツール・ベテルビエフ(36=ロシア)が、元WBA同級暫定王者の挑戦者マーカス・ブラウン(31=米)を相手にIBF5度目、WBC2度目の王座防衛戦を行なった。

ベテルビエフがKO勝利でパーフェクトレコード更新
 序盤、サウスポーのブラウンが鋭いジャブを突いて足を使うと、ベテルビエフは左フックを打ち込み反撃に出た。しかし4回、クリンチの際にヘッドバッドでベテルビエフが額をザックリとカットし流血戦が始まった。負傷判定の可能性もある中、ベテルビエフはさらに攻撃を強めて連打を打ち込んだ。そして7回、ベテルビエフがコンビネーションの中の左ボディでブラウンからダウンを奪う。そして迎えた9回、ベテルビエフが連打でコーナーに詰めると左アッパー2発で、ブラウンが膝をつき再びダウン。レフェリーが10カウントを数えた。ベテルビエフがIBF王座V5、WBC王座V2に成功した。

 パーフェクトレコードを更新したベテルビエフの戦績は17戦全勝(全KO)。序盤に良い動きを見せるも敗れたブラウンは26戦24勝(16KO)2敗とした。